SSブログ

ピアノ誕生300年によせてのコンサート [映画・音楽]

今夜はピアノの歴史をたずねる音楽会が開かれた。企画をなさったのは日本を代表する
男性ピアニストであり教授でいらしゃる神野明先生ですが、少し前から体調をくずされ入退院を
くりかえされるなか、この日のために全力でご準備されているとお聞きしていましたが、
体調がすぐれず出演なさることがかなわなくなってしまいとても残念なことでした。
一日も早いご回復をお祈りしています。どうぞ、おだいじになさってくださいませ。

ピアノ誕生300年記念コンサートでは、まずピアノができるまでの歴史のお話から始まった。
ピアノの元祖は「クラウ”ィコード」名称はラテン語のclavis(鍵)とchorda[弦)に由来するそうです。
再現された楽器があり音をだして聞かせてくれた、幅1m,奥行き25cm,高さ70cm
音量はとても小さい、タンジェントと呼ばれる鉄のつめで弦をしたから打つことで音をだす。
今回、演奏され聞けるのは大変貴重なこと。この楽器のためにエマニエル・バッハは多く作曲した。
モーツアルトやスカルラッティーは好んで演奏したそうだ。今日はバッハの「フランス組曲」の
一節を聞く、とても優雅で典雅な雰囲気の音でした。イギリスでは「ハプシコード」という。
クラビーコード.jpg
次は、「チェンバロ」に・・・・ピアノフォルテやクラウ”ィコードが弦を打って音を出すのに対して
チェンバロは弦をはじいて音を出す。鍵盤が2段あり上が1本の弦で小さい音、下が2本の弦で
大きい音が出る。ピアノの発展と普及で急激に忘れ去られたそうだが、19世紀末から復興の
試みが始まりまたひろく愛好されるようになったそうです。ベートウベンはチェンバロには興味を
しめさず、ピアノだけを弾いたそうだ。
チェンバロの演奏は「D,スカルラッティ/ソナタより」優雅で華やかな宮廷のサロンに
迷い込んだような気分でした・・・・
chennbaro.jpg
そして現代のピアノが・・・・88鍵のピアノは1709年にイタリアのフィレンツェで造られたが、
最初はその名を「ピアノフォルテ・クラウ”ィ・チェンバロ」とよんでいた。
演奏曲は現代グランドピアノによるJ.A.バッハ/平均律クラビーア曲集
これは「ピアノの旧約聖書といわれているそうです。
本当はここまでの解説と演奏を神野先生がなさるはずでしたが、残念です・・・

第2部はメンデルスゾーン生誕200年記念コンサートになり
池田直樹さん・(バス・バリトン)のハイネの詩の歌3曲につづき
ピアノ・渚智佳  ヴァイオリン・西田史郎  チェロ・羽川真介さんによる
メンデルスゾーンの曲数々、最後にピアノ三重奏曲第1番 二短調 op49を
第4楽章までたっぷりと聞かせていただきました。

ピアノの歴史もその実際の音を聞かせていただき、詳しい解説でよく理解できたました。
ラストアンコールはメンデルスゾーンの「デュエット」ピアノ曲をバイオリン[女性」とチェロ[男性」
の雰囲気にアレンジ、楽しい音楽会でした・・・・・・・・。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

東京jazz2009・no2TERAKOYA・Restaurant ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。